2023年初頭から約三年弱の間、運営してきました「雪見景観」ですが、しばらく運営休止の状態で、閉鎖終了するかどうかを考えてきました。
数ヶ月間、よく考えた上で、この雪見景観を閉鎖する事にしました。
レンタルサーバーやドメイン契約の都合により、来年2026年の1月まで雪見景観は存在していますが、1月末にレンタルサーバーの契約期間が終了すると同時に閉鎖消滅します。
サイト閉鎖の理由
「雪見景観」開始当初から経済政策としてのアベノミクスを応援する目的で、ブログ運営をしていましたが、現在の日本経済はほとんどデフレ脱却を達成しており、基調的インフレ率は目標の2%を未達ですが、既に完全雇用を達成しており、今後のマクロ経済政策は「日銀の金融政策の最後の仕上げ」を残すのみの状況にあると認識しています。
積極財政派の中には今でも有効需要拡大を目的とした財政出動を望む声がありますが、もはや実質的な需給ギャップはプラス転換している状況で、有効需要拡大政策を必要とする局面は既に終わっていると思ってます。
よって、政府の必要なマクロ経済政策は既に完了しており、今後は再分配や投資支援などの通常のミクロ経済政策が主な政策となる事が予想されます。
もはや、政府の財政出動を中心としたマクロ経済政策を応援する必要は無いと考えています。
今後の日本経済成長の鍵を握っているのは、企業と労働者の供給側になるはずです。
経済成長の責任を政府が果たす時代は昨年までで終わっていると思っています。
よって、政府の財政拡大政策を今後応援する必要は無いので、応援サイトの「雪見景観」も閉店することにします。
石破政権について
SNSのXでも呟いていましたが、有効需要拡大政策としての必要な財政出動は、岸田政権までで既に充分に行われており、石破政権は「様子を見守る」ぐらいしかやる事は無い状況になっていました。
つまり、石破政権は「何もしなければ良い」立場にいたと思います。
石破政権は、トランプ大統領との関税交渉を15%で纏める事に成功したので、それなりによく頑張っていたと思っています。
関税交渉の結果は素直に評価しています。
国民民主党との税制の交渉は完全に失敗しており、これが主な原因で自民党の支持率が低迷したものと思われますが、これは自己責任でしょう。
高市政権と維新について
私は、高市早苗氏を以前から支持していたので、今回自民党総裁に就任した事を歓迎しています。
また、公明党が連立を離脱して、代わりに維新が連立入りする見通しになった事も、悪くない状況だと思っています。
デフレ脱却後の日本経済には、維新のような新自由主義的な政党の方が、マクロ経済状況に合っていると思っています。
ただ、デフレ脱却はほぼ完了しているので、高市政権にマクロ経済政策で特に期待していることはありません。
正確に言えば、今後の経済成長の主役は民間の企業と労働者なので、政府に期待する状況では無いのです。
給付型税額控除(負の所得税)の導入は、いずれ必要になる制度なので、だれが政権の座についても、導入することになるでしょう。
防衛費の倍増は、岸田政権の時代に済ませているので、高市政権の時代に特に防衛費を増額することは無いと思っています。
もしかしたら、少し増額することになるかも知れませんが、大幅な増額は時期的に無理でしょう。
要するに、石破政権と同じで、高市政権はマクロでは今緊急にやらなければならない事が無いのです。
陰ながら高市政権を支持・応援しますが、特に期待することはありません。
高市政権は、まず政治的な安定基盤を作る事に専念すべき状況でしょう。
今の民間人のやるべきこと
既にデフレは終わりました。
日本経済の需給ギャップは実質的にプラス転換しており、民間人が生産性を上げれば経済が成長する状況にあります。
民間人は、一度政治から離れて、目の前の仕事に専念すべきでしょう。
経済活動の問題解決を、政府に求める時代は終わりました。
自分の商売を拡大していく局面を迎えたと思います。
私も、今年で政治的な発信を終了します。
皆さんも、日常の商売と仕事に戻る事をお勧めして、締めたいと思います。
三年弱の間、お付き合い頂きありがとうございました。